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抗インフルエンザウイルス薬を使用した場合ウイルスはどのくらいの期間で排出される?

 

残念ながら現在販売されている抗インフルエンザウイルス薬は全て、ウイルスの増殖を抑える薬です。
つまり、すでに増殖を終えて体内に存在しているインフルエンザウイルスを死滅させることはできません。
しかし、抗インフルエンザ治療薬を服用すれば、新たなウイルスの増殖は抑えられるので、ウイルスの排出量は低下すると考えられています。
体内のウイルス量がピークとなる発症から48時間以内に抗インフルエンザ治療薬を服用すれば、発熱期間は通常1-2日短くなり、自覚症状は楽になります。
しかし、ウイルスは解熱しても2日間は排出される可能性があるといわれています。
また、抗インフルエンザ治療薬により症状は楽になっていても、まだ体の中にウイルスが残っている可能性があるため発症してから5日間はウイルスが排出されると考え、感染拡大防止のために自宅療養しましょう。
学校保健安全法でも、このような状況をふまえて解熱後2日間かつ発症後5日間は出席停止となっています。

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抗インフルエンザウイルス薬の費用
薬には薬価といって、決められた薬の値段があります。医療機関の窓口での支払額は、保険適用だと基本的に3割負担、予防投与などで自費の場合には全額負担となります。
治療薬服用が遅れた、使用しなかった場合
ウイルス量が最大になるまでの発症後48時間以内に治療薬を使用しないと十分な効果を得ることができず、発熱の期間が短縮されないことがあります。
予防投与
インフルエンザを発症した人と接触している可能性があり、免疫力を低下させるような持病をもっている方や高齢者、入院中の方において抗インフルエンザ治療薬の予防投与が行われることがあります。
抗インフルエンザ薬の副作用
下痢や嘔吐、吐き気、腹痛、皮膚の発疹などが抗インフルエンザ薬の副作用として挙げられます。 また、注意が必要な副作用として異常行動があります。
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