抗インフルエンザウイルス薬の特徴と副作用、費用、そのほかの治療薬

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過去に使用禁止になった解熱薬

インフルエンザの時には、38度以上の高熱が出ることが多いですが安易に解熱剤を使用しない方がよいとされています。
アスピリンやポンタール、ボルタレンとよばれる解熱薬を小児に使用するとインフルエンザ脳症の発症率の上昇やインフルエンザ脳症による死亡率が上がることが分かっています。
そのため、日本では15歳未満のインフルエンザ患者に対し

  • サリチル酸系解熱薬(商品名:アスピリン)
  • メフェナム酸(商品名:ポンタール)
  • ジクロフェナクナトリウム(商品名:ボルタレン、ブレシンなど)

などの解熱薬を使用しないように勧告されています。

 

成人に関しては特に禁止薬はありませんが、医師の判断に従ってください。

 

併用できる解熱薬

成人に関しては、特に併用できない解熱薬はありません。
アセトアミノフェン(商品名:カロナール、アンヒバなど)であれば、未成年でも使用できるとされています。

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抗インフルエンザウイルス薬の費用
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