空気清浄機の本来の目的

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空気清浄機関連製品の効果

日本で新型インフルエンザが猛威をふるった時に、各社から空中に浮遊しているウイルス対策になるという謳い文句でさまざまな製品が販売されました。
しかし、検証を行っている環境が実際の住環境を反映していないなど問題点があり、科学的な検証は不十分でした。
日本の研究チームによる報告では、プラズマクラスター、ナノイー、ストリーマ放電装置などの付加価値をつけた空気清浄器を対象に解析したところ、残念ながらウイルスの不活化や殺菌効果は期待できないことが明らかになりました。
一方で、各社が謳うプラズマクラスターやナノイーなどの付加価値によるウイルス除去効果ではなく、空気清浄器そのもののフィルターのろ過能力によってウイルス量が減少していることもわかりました。
同研究チームが行った他の実験では、プラズマクラスター、ナノイーなどの機能は狭い空間で細菌の除去効果を期待できるかもしれませんが、実際の住環境ではほとんど効果がないと結論付けています。

ウイルス浮遊

 

つまり、現時点ではプラズマクラスター、ナノイーなどの付加価値を謳う空気清浄器によるインフルエンザウイルスへの効果はあまり期待できないので、従来のインフルエンザワクチン、手洗い、うがい、マスク、保湿、健康的な生活習慣などを予防の基本と考えて、ぜひ実行していきましょう。

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